キャピタル損保の経緯と現状

キャピタル損害保険株式会社(以下、キャピタル損保)は、2024年に創立30周年を迎えた損害保険会社です。その経緯と現状について、以下にまとめます。

経緯

キャピタル損保は1994年6月、米国メーン州のユナム・コーポレーションの100%出資により「ユナム・ジャパン傷害保険株式会社」として設立されました。設立当初から「団体長期障害所得補償保険(GLTD)」を主力商品とし、日本での損害保険事業を開始しました。

1999年には親会社の合併を経てユナム・プロヴィディント・コーポレーション傘下となり、個人向け「長期就業不能所得補償保険(PLTD)」の開発・販売も開始しています。2004年1月、日立キャピタル株式会社(現・三菱HCキャピタル株式会社)が全株式を取得し、日立キャピタルグループの一員となりました。同年4月には社名を「日立キャピタル損害保険株式会社」に変更し、損害保険ジャパンとの資本業務提携も進めました。

その後も資本増強や新商品の開発を重ね、2010年には「リビングエール」、2017年には「がん治療と仕事の両立支援保険」など、時代のニーズに合わせた商品を展開しています。

2021年4月、日立キャピタルと三菱UFJリースの経営統合により三菱HCキャピタルグループの一員となり、同年7月に現社名「キャピタル損害保険株式会社」へと変更されました。

現状

キャピタル損保は現在、三菱HCキャピタル株式会社と損害保険ジャパン株式会社の共同出資による体制で運営されています。主力のGLTD(団体長期障害所得補償保険)に加え、企業向けの取引信用保険や約定履行費用保険、がん治療と仕事の両立支援保険など、法人・個人双方のリスクに対応する多様な商品を展開しています。

2023年度の主な経営指標は以下の通りです。

  • 正味収入保険料:69億4,100万円(前年比13.5%増)
  • 正味損害率:33.0%
  • 保険引受利益:6億5,600万円
  • 経常利益:7億500万円
  • 当期純利益:5億700万円
  • ソルベンシー・マージン比率:2,129.0%(十分な健全性を維持)

従業員数は約88名、資本金は62億円で、東京・九段北に本社を構えています。 キャピタル損保は「変わり続ける世界で、変わらない安心を届ける」を理念に掲げ、今後もお客様のリスクに真摯に向き合い、安心できる社会の実現に貢献し続ける姿勢を明確にしています。

外資系損保の撤退が続く中、継続している企業として気にかけています。資本がいろいろと変わり社名変更もしました。こちらで落ち着くのでしょうか。特徴のある製品で今後も展開していくか、さらに拡大していくのか見ていきたいと思います。