基本設計(外部設計)の概要とポイント

システム開発プロセスにおいて、基本設計(外部設計)は非常に重要な段階です。
この段階では、システムの全体像を明確にし、ユーザーの要求を具体的な機能として定義します。
以下、基本設計の概要とポイントについて解説します。

基本設計の概要
基本設計は、要件定義で明確にされた顧客の要求を、システムの機能として具体化する工程です。
この段階では、システムの外部から見た振る舞いや、ユーザーインターフェース、データの流れなどを定義します。

主な作業内容には以下が含まれます:
システム全体の構成設計
機能の詳細設計
画面・帳票設計
データベース設計
外部インターフェース設計

基本設計のポイント

  1. ユーザー視点の重視
    システムを利用するユーザーの視点に立って設計することが重要です。
    使いやすさ、効率性、直感性などを考慮し、ユーザーエクスペリエンス(UX)を向上させる設計を心がけましょう。
  2. 将来の拡張性を考慮
    システムは時間とともに進化し、新しい機能が追加されることがあります。
    将来の拡張性を考慮した柔軟な設計を行うことで、後々の開発コストを抑えることができます。
  3. セキュリティの考慮
    データの機密性、完全性、可用性を確保するためのセキュリティ対策を設計段階から組み込むことが重要です。認証・認可の仕組み、データの暗号化などを検討しましょう。
  4. パフォーマンスの最適化
    システムの応答時間や処理能力など、パフォーマンスに関する要件を満たすための設計を行います。
    データベースの最適化やキャッシュの活用などを検討しましょう。
  5. 明確なドキュメント作成
    基本設計の成果物として、明確で理解しやすいドキュメントを作成することが重要です。
    これらのドキュメントは、後続の詳細設計や実装の指針となります。

まとめ
基本設計は、システム開発の成功を左右する重要な段階です。
ユーザーのニーズを満たしつつ、技術的な実現可能性を考慮した設計を行うことで、品質の高いシステムを効率的に開発することができます。
また、関係者間のコミュニケーションを円滑にし、プロジェクト全体の方向性を明確にする役割も果たします。
基本設計を丁寧に行うことで、後工程でのリスクを軽減し、プロジェクトの成功確率を高めることができるのです。

基本設計がシステムの重要ポイントだと実感しています。要件定義では顧客サイドの業務要件、開発会社サイドのシステム要件がちょうど合わさって、システムの骨格が出来上がります。
このときに顧客側は絶対に開発会社任せにしてはいけません。いくら長年付き合っていた開発会社でも同じです。
基本設計書はしっかりと確認しましょう。わからなければしっかり確認します。これがシステム成功のカギです。