詳細設計(内部設計)の概要とポイント
詳細設計(内部設計)は、システム開発において基本設計(外部設計)で決定された要素を具体化し、実際のプログラミングに落とし込むための重要な工程です。
この段階では、ユーザーの目に触れない内部処理や機能の細かい部分の設計を行います13。
詳細設計の主な項目
機能分割
プログラミングやメンテナンスを容易にするため、機能をモジュールごとに分割し、各モジュールの機能を明確化します。
また、データが処理される流れ(データフロー)を設計し、潜在的な設計バグを洗い出します。
物理データ設計
システム内部で使用するファイルやデータのやり取りに関する部分を設計します。
これにより、効率的なデータ管理が可能になります。
入出力の詳細設計
外部設計で決定したインターフェースの実装方法を細かく設計します。
エラー処理、初期値・デフォルト値の定義、入力データのチェック方法、表示メッセージなどを検討します。
詳細設計の進め方
基本設計の具体化:チームメンバー全員で基本設計の内容を読み込み、認識を合わせます。
機能の詳細化:各機能を開発者視点で確認し、プログラミングできるレベルまで落とし込みます。
詳細設計書の作成:開発者が理解しやすいように、図や表を用いて明瞭に記述します。
詳細設計の重要性
実装の明確な指針提供:
開発者に具体的な実装指針を提供し、統一された基準でのプログラム作成を可能にします。
システム品質の向上:
設計内容を細かく定義することで、バグの発生を抑え、メンテナンス性の高いシステムを作成できます。
コミュニケーションの円滑化:
設計内容の文書化により、開発チーム内での認識のズレを減らし、スムーズな作業進行を実現します。
テストとデバッグの準備:
明確な設計内容は、後のテストやデバッグフェーズの効率化につながります。
詳細設計の成果物には、プログラム設計書、データベース詳細設計書、API設計書、ユーザーインターフェース設計書などがあります。
これらの文書は、システムの各部分を具体的に実装するための指針となり、開発の効率化と品質確保に貢献します。
適切な詳細設計を行うことで、後の開発工程がスムーズに進行し、高品質なシステムの構築が可能になります。
ただし、詳細設計の品質が低いと、開発段階で問題が発生する可能性があるため、設計段階で可能な限り問題を解決しておくことが重要です。
開発会社にとっては非常に重要な工程です。ユーザーは基本設計をしっかりチェックしておけばそれほどこの工程では意識しなくてもいいと思います。重要な機能は操作性に影響するので、この部分はチェックするといいでしょう。
